空港のアンロックについて考える


スカイカードでは世界中に実際にある5,763空港が登録されています。


内訳はアジア地域が1,193空港、ヨーロッパ地域が1,134空港、アフリカ地域が405空港、オセアニア地域が619空港、北アメリカ地域が1,962空港、南アメリカ地域が436空港、南極大陸が14空港です。
なお、日本国内には85空港ある事になっています。


なお、自分の空港のアンロック状況が知りたい場合は最初の画面の右下にある「Profile」をクリックし、上から4番目に表示される「AIRPEDIA」を選びます。
そうすると自分がキャッチした航空機の種類が表示されますが、その画面をスクロールアップして下の方へ行くと「AIRPORT」という項目が見つかると思います。
日本の空港のアンロック数が知りたければ、そこから「Asia」を選び、表示されるアジア諸国の中から「Japan」を選びます。


1.基本動作

初期設定ではこれらの空港は一つも利用できないのですが、「アンロック」する事によって、アンロックした「空港を利用」する事が出来るようになります。
通常アンロックされていない空港はマップ上で薄いグレーで表示されていますが、「アンロック」する事により、白くハッキリと表示されるようになり他の空港と区別されます。


「空港を利用」すると言うのは、その空港に一定量のコインを使って「移動」する事を言います。
なお、空港の移動に関して、詳しいことは「空港の移動について考える」を読んでください。

まず、空港をアンロックするには、「飛行中の航空機をキャッチ」する必要があります。
この時、航空機の目的地に「NEW」のマークが付いていれば、その航空機をキャッチする事により空港がアンロック出来ます。


ただ、飛行中の航空機の中には目的地が表示されていない物も多く、そういった機体をキャッチしても空港はアンロックされません。
例えば、小型個人機で空港回りを周遊して同じ空港へ帰ってくる場合などは離陸空港しか表示されない事が多いですが、こういった機体をキャッチしても、空港はアンロックできません。


 ※ アンロックされる空港はあくまで「航空機の目的地」として表示されているものに限る ←重要ポイント


2.空港を「アンロック」する目的

世界には数多くの空港がありますが、海外や地方の空港へ移動すると、そこでしか飛んでいないような航空機に出会える可能性が高まります。
例えば、ロシア機などは日本国内でキャッチする事はほぼ不可能です。
(稀にセントレアにアントノフ124輸送機が来るような特殊な例はありますが...)

その為、「新しい機種の航空機のカードを入手したい」と考えるのであれば、当然、海外の空港をアンロックして、そこで新たな現地で飛んでいる航空機をキャッチする流れになります。
また、他の楽しみ方として、例えば「日本国内のすべての空港をアンロックしてみたい」という様な遊び方もあると思います。


3.海外遠征(海外の空港をアンロック)をするにあたって
「海外の空港をアンロックする」には、まず海外の空港へ向けて飛んでいる航空機をキャッチしなければなりません。
ただ、地方空港から国際線は飛んでおらず、こういう機体は「国際空港」と名前が付いている空港からしか飛んでいません。
(偶然、海外へ向けて飛行している途中の航空機をキャッチする事はありますが、国際空港へ移動すれば、多くの国際便をキャッチできます)
さて世界には「ハブ空港」と呼ばれるものがあり、多くの国際便はこの「ハブ空港」を拠点として移動しています。
日本にも国際空港はいくつもありますが、やはり国際的なハブ空港となるのは「羽田」もしくは「成田」です。
この2つの空港以外には「福岡」「関西」「中部」といった国際空港があり、海外便もありますが、それほど多いわけでもありません。

同じように海外にも国際空港は数多くあるのですが、そのなかでも特に「ハブ空港」となるような大空港をまずは押さえておく必要があります。
例えばアメリカだと西海岸ならばロサンゼルス、東海岸ならばニューヨーク、ヨーロッパならばロンドン、パリ、フランクフルトというような大都市の国際空港がハブ空港になります。
また、日本からアジア進出するには韓国ソウルのインチョン空港、中国では北京空港、上海空港、香港(深?)空港、シンガポールのチャンギ空港、マレーシアのクアラルンプール空港、タイのバンコク空港、インドネシアのジャカルタ空港などです。
こういった空港は覚える必要はありませんが知っておいて損はないです。
スカイカードで見ると、そういった空港を起点として「空の道」が出来ている事がわかりますから探すのは簡単です。

 ※ 地図をよく見て「ハブ空港」を探そう! ←重要ポイント


4.地方空港をアンロックするにあたって
通常、大きな空港がある大都市間は多数の人の移動がある為に多くの航空機が飛行していますし、こういった航空機はジェット機が運用される場合が多いです。
一方で、地方の空港への移動はそれほど多くなく、航空機も中型機以下のサイズの物が多くなります。
また、海外では定期商用便が飛んでいないようなローカルの空港も数多くあり(実際にはそういった空港の方が多い)、こういった空港はアンロックするのが非常に難しいです。
大きなハブ空港の10倍ぐらいアンロックするのが難しいと言っても過言ではないでしょう。
なので、どこかの空港へ移動した際に、重要な事は「地方空港へ向けて飛行中の航空機」を出来るだけ多くキャッチする事です。
...とは言え、どこが地方空港なのかなんて覚えているわけありません。

そこで、簡単な方法としては、『ビジネスジェット機』や『中型プロペラ機』を優先的にキャッチする方法があります。
先ほども書いた通り、地方空港へ移動する人は多くなく、利用される機体のサイズは大きくありません。
また、地方の空港は小規模で滑走路も短い為、大型のジェット機では離着陸が出来ず、ビジネスジェットや中型プロペラ機の様な機体が適しているためです。
大抵の場合、アイコン上に表示されているほとんどの機体は(大型の)ジェット機のアイコンであり、ビジネスジェットや中型プロペラ機のアイコンはそれほど多くありません。


ですから、「ビジネスジェット機」や「中型機」から重点的にキャッチしていくと「より早く効果的に」地方空港をアンロックできるようになります。

また、小型機が多く飛んでいる国(アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアなど)の国では、商用便がなく、自家用小型機だけが利用するような非常に小さな空港も多くあります。
こういった空港は基本的に小型機しか利用していないのですが、多くの小型機が空港周辺で飛行訓練しているような事が多く、そうなると離着陸空港が同じになる為に、目的地となる空港名が表示されません。その為、多くの小型機が新しい空港をアンロックできません。
ただ、中には「隣町まで」とか「遠征して」というような小型機もたまにいますから、そういうのを見逃さないように、小型機もチェックしておきましょう。

 ※ 「ビジネスジェット機」や「中型プロペラ機」は優先的にキャッチする ←重要ポイント
 ※ 余裕があれば「小型機」の着陸空港もチェックする ←重要ポイント


5.空港をアンロックできる機体を探す
どこかの空港へ移動して周辺の航空機をキャッチする場合、当然の事ながら、航空機の流れは大きく分けて「空港へ向けて着陸する機体」と「空港から離陸していく機体」の2種類に分かれます。(それ意義にも別の空港から別の空港へ飛行中の航空機もありますが、ここでは省きます)
この際、着陸してきた機体は基本的に画面の外側(レーダースクリーンの外側)から、画面の中心(空港)へむかって移動してきますから、着陸機アイコンの向きをみればすぐにわかります。
逆に離陸機は画面の中心(空港)から画面の外側(レーダースクリーンの外側)へ向かって移動していきますから、着陸機とほぼ反対側を向いているアイコンを探せば、それが離陸機になります。


さて、空港をアンロックするという事は「航空機の目的地が新しい空港」であることが必須条件ですから、(自分がいる既にアンロックしている空港へ)着陸してくる機体をクリックしても、新しい空港をアンロック出来る機体は一機もありません。
つまり、航空機をキャッチする場合は「離陸機」(画面の外側へ向かって飛行していく機体のアイコン)を重点的にキャッチすれば、他の空港をアンロック出来る可能性が高まるという事です。
なお、「外側」を向いた機体というのは、時間が経てばレーダースクリーンの外側へと出てしまい、キャッチできなくなります。
ですから、キャッチする場合はレーダースクリーンの端に近いものから順番に円の中心に向かってキャッチしていきます。

ただ、それでも僻地にある地方空港や小さなローカル飛行場はアンロックするのに別のテクニックを必要とします。
日本でも、小さな離島にある空港をアンロックするにはこのテクニックを使わないとほぼ無理に近いと思います。

 ※ 「外側を向いている機体(離陸機)」から優先的にキャッチする ←重要ポイント
 ※ 「レーダースクリーンの端に近い機体」から優先的にキャッチする ←重要ポイント



「僻地にある地方空港をアンロックする技」


通常、新しくアンロック出来る空港は、航空機をキャッチする時に目的地空港に「New」と書いてある空港により判別できます。
ただ、空港によっては離発着量が少なく、普通に飛行している航空機をいくらキャッチしてもアンロックできない場合があります。

こういった空港は「その空港に着陸する定期便のスケジュール」を調べて、それに合わせてその航空機をキャッチして、空港をアンロックするという方法を取ります。

それでは具体的にやり方を書いていきます。

まだ、アンロックされていない空港は「グレー」で表示されています。
ここでは北海道の「奥尻空港」を例にしてみます。


フライトレーダー24アプリを起動し、奥尻空港を選びます。


空港のアイコンをクリックすると、画面の下の方に空港の情報が表示されるので、この中から「到着」を選びます。
そうすると、奥尻空港に到着する予定の航空便が表示されます。

奥尻空港はこの日、1便だけ着陸便がある事がわかります。
この便の右端にある「>」をクリックして詳細を確認します。

そうすると、この便の「出発空港」や「出発予定時間」等がわかります。

つまり、出発する空港とその時間が解るので、その時間にその出発空港で待っておけば、離陸と同時にこの便をキャッチする事が出来ます。
もしくは、出発地から目的地の空港まで飛んでいる最中の経路上にいればこの便をキャッチする事が出来るでしょう。


ただし、いくつかの注意点があります。
この「出発予定時刻」はあくまでも「スケジュール通りの予定時刻」であり、実際には遅れることも多いです。
遅れるだけならまぁ、それ程問題にはならないのですが、たまにフライトが「キャンセル」になる事もあります。

あと、時々あるのが、「実際には飛んでいるのに画面上に映らない」航空機がある事です。
これは、地方を飛ぶ航空機によくある事なのですが、ADS-Bトランスポンダーを搭載していないか、搭載していても出力電波が弱すぎて、受信されていないので画面上に航跡が表示されないのです。
こういう航空機は、いくら待っても画面上に航空機アイコンが表示されないので、絶対にキャッチできません。

そこで、そういったトラブルを避ける為に、一度「フライト情報」をクリックして、あらかじめ過去のフライト履歴をチェックする事をお勧めします。


過去のフライト履歴情報の中に「Play Back」が表示されていれば、少なくともそのフライトには航跡情報がある(航空機アイコンも表示される)という事です。
この「Play Back」ボタンを押すと、その時の航跡が表示されます。
この時に注意しなければならないのは、「航跡情報が(出発地から目的地まで)全部あるか?」という事です。
場所によっては、トランスポンダーの受信範囲外になると、航跡情報がそこで途切れます。そして、航空機アイコンもそこで「消滅」してしまい、キャッチできなくなります。
上の例の場合、航空機は「北海道 丘珠空港」を離陸して南西へと進路を取り、渡島半島上空で進路を北西に変更して奥尻島へと向かっています。
ただ、日本海上空に出てちょっとすると、航跡の色が水色から「黒色」へと変化している事が解ります。
フライトレーダーアプリでは航跡が途切れると、その間の区間を「黒線」で表示する仕様になっている為、この例に挙げたフライトでもこの時点で航跡情報が途切れ、航空機アイコンもそれ以降消滅してしまった事になります。つまり、奥尻空港に着陸ギリギリでキャッチしようと考えていると、タイミングを逸してキャッチし損ねる...という事にもなります。
こういった事は過去の航跡情報をいくつか見れば大体の飛行経路や航跡の途切れの有無などを確認でき、キャッチミスを予防できます。




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